3D ビデオ:ステレオアダプター


カメラの画素数が増えて、コンピュータの速度が速くなるほど、ステレオアダプタの使用が有意義になってきます。それは、画素が増えれば一枚の画像で2枚分のデータが収容可能になること。それに、PCの速度が速くなることによって歪みの補正などがソフトで可能になるからです。
NTSC方式のテレビ画面の線の数が525、横のピクセル数が600 それに比べて、現在販売されているビデオカメラの画素数は横1440、縦1080 ですから、ビデオカメラはほぼテレビ4台分の画素を持っていることになります。
この画面をステレオアダプターを使用して左右二枚の画面に分けます。一般のステレオアダプタは平面の光学鏡を使用していますので、撮影された画像が縦長になってしまいます。
これは普通のステレオアダプタです。
これを曲面光学鏡を使用することによってワイドに撮影します。
曲面光学鏡を使用して撮影すると。縦長に圧縮された絵になります。
テレビは一秒間に25枚ほどの画像を表示しますが。ステレオアダプターでとった映像をワイドにし、歪みを補正し、左右の画像の重ね合わせをソフトで行います。周辺の歪みもオプチカルマップ処理します。
これをソフトで処理して普通の絵にします。
撮影したビデオをそのまま、スクリーン上に映写するときは、映写機のレンズの前に曲面光学鏡を使用します。
その後、偏光フィルターで左右の画像を重ねて表示します。




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2010年9月15日
赤塚賢治